親子で一緒に。軽い運動のすすめ。
第2回:親子で一緒に。軽い運動のすすめ。
12月が近づき、急に寒くなってきましたね。
体調管理にも気をつけていきたい季節です。
数年来定期的に通っている整骨院の先生に聞くと、
この時期、受験生が多く通院してくるとのこと。
肩こり、首のこわばりなど、ずっと同じ姿勢で机に向かっていることが
要因の症状で、疲れもたまってくるころなんだろうなと感じるそうです。
一方で子どもと同じくらい疲れているのが親御さんで、
子どもと一緒に治療に通ってくる人もいると言います。
緊張感のある時期を一緒に過ごすのですから、当然といえば当然。
思い返せば私も子どもの受験期は、常に体に余計な力が入って疲れやすかったり、眠りが浅かったりしたような気がします。
自分では意識していなくても、
体のあちこちはSOSを発信しているかもしれません。
つい子どもの体調を気にしがちですが、あれ?私も疲れてるよねと、
自身の疲れにも優しく目をむけてあげたいものです。
そんなときは勉強の合間の子どもに
「少し体を動かさない?」
と声をかけ、親子で一緒にストレッチなどをしてはどうでしょう。
軽く肩や首を回したり、大きく深呼吸をするだけでも体の緊張がほぐれ、
リラックスできます。5分程度ですむラジオ体操もおすすめです。
ちょっとした気分転換にもなりますし、親子で一緒に行うことで、
「気持ちよかったねー」などとポジティブな会話の糸口にも。
一緒に頑張っているという気持ちの共有にもつながります。
受験への不安やストレスも重なって、頭痛やだるさ、疲れ目なども気になる時期。学校での体育や部活の時間が減り、寒さで体も縮こまりがちで、
体を動かす機会はどうしても少なくなります。
1日一度、どんなタイミングでもOK。親子で楽しく体を動かしてみましょう。
頭もすっきりして、その後の勉強、そして仕事や家事の効率もきっと上がりますよ。
プロフィール
写真・文/野々瀬広美
編集・ライター。生活実用の出版社3社での会社員生活ののち、フリーランスに。暮らしまわり・ハンドメイドのジャンルを中心に取材・編集・執筆などを手がける。編み物とサッカー観戦が好き。